kodomo_mirai_49’s blog

こどもお悩み相談員 ちゃあです

こどもの誤嚥・・・どうする?

こどもに多い事故、誤嚥です。
飲み込んでは危険なものを飲んでしまった!のどにつまらせてしまった!
こどもはこれくらいの物なら飲み込める、これは食べられるの判断が出来ません。
今回は誤嚥で多いものの対応についてお伝えします。

★おもちゃを飲んだ場合
おもちゃの誤嚥で多いのが、兄弟がいて
兄弟のおもちゃを下の子が飲んでしまったケースです。
こどもは興味があるものを口にします。
※詰まってしまったら、顔色が悪くなって、よだれが出て、呼吸が出来ずに苦しくなります。慌ててしまって呼吸状態が悪化することもあるので、救急車を呼んでください。
1歳未満のおこさんの場合、親御さんの太ももの上にこどもをうつぶせにし、背中から肩甲骨あたりを強く叩きます。
1歳より大きいおこさんの場合、こどもの背中側から親御さんの腕を回し、みぞおちのあたりで手を組んで上向きに圧迫します。
※呼吸が戻ってきた場合でも医療機関を受診してください。
予防のためにはのどに詰まるサイズ(4センチ程度で飲み込みやすいサイズ等)のおもちゃは置かないようにしましょう。

★たばこをのんでしまった場合
ニコチンの毒素でこどもは1本程度のニコチンでも致死量にあたります。ニコチンを摂取すると、顔色が悪くなったり、吐き気がでて重症になるとけいれんや心停止をします。
また、たばこが捨てられている水や濡れているたばこを口にすると、水に溶けているニコチンは吸収が早く危険です。
もし、気づいたら「どのくらい飲み込んでしまったか」「受診できるまでの時間」を確認し、大至急対応してください。
※口には灰皿などの水で汚れているけれど、飲んだかはわからない場合は、飲んだものとして対応してください。

★くすりを間違って飲んでしまった場合
大人の薬をこどもが飲んでしまった場合などは、どんな薬を飲んだか種類や量を確認し、受診してください。
早くきづいた場合は胃洗浄が必要です。飲んだ時間も確認しましょう。

★電池
おもちゃに使ってある電池は誤嚥のないように製品化されてはいます。ですが、予備の電池を自宅に置いておくことで飲み込んでしまうケースもあります。
電池は飲んだものによっては医に穴が開くことがあります。
どんな種類の電池を飲んだかを確認し、すぐに受診しましょう。

他にもこどもの救急オンライン(日本小児科学会)

#8000  救急電話相談

などを活用しましょう。

こどもの事故は未然に防げるような日常生活の工夫が必要です。
ご家庭でもご検討ください☺

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こどもがけがをした・・どうする?

おこさんがけがをする場面はよくあることですよね。
こどもは興味が多く、活発です☺
ではけがをした場合、どうしたらいいかについてお伝えします。

 

★擦り傷の場合は、きれいに流水で汚れを落としてください。
傷口にばい菌が入ると、化膿することがあります。
流水で流しても、傷に石や砂が混じっていて取り切れない場合は受診しましょう。

 

★切り傷の場合は、まずはしっかり止血します。
きれいなタオル等で圧迫し、大きな傷や深い傷は止血しながら医療機関に連絡しましょう。
また、指などの切断の場合は、止血しながら救急車を呼びます。
出血部位の根本を圧迫し、止血します。

 

★皮膚の表面が傷ついてしまうので、じわじわと出血が続く場合があります。

出血だけでなく、痛みは強いです。
なかなか出血が止まらない場合は、受診しましょう。
また、傷が広範囲な場合、深さがある場合や顔など目立つ部位の傷の場合は、

形成外科に連絡してみましょう。

 

★傷に関しては、乾かさないようにする方が治りが早いを言われています。被覆材(ひふくざい)などを使用してカバーしましょう。
軽度の傷であれば、絆創膏などのカバーで様子を見ましょう。

こどものけがはよくあることです。
ただし、「転倒によって頭に傷を負ってしまった」などの場合は
傷だけでなく、頭への衝撃に影響がないかなどの心配も出てきます。そのような際には医療機関に連絡し、受診しましょう。

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こどもがやけどした・・どうする?

あ!お味噌汁こぼしちゃったの!!??
えー、どうして触ってるの!!!???
予測できない状況で、こどもがやけどすることは多いです。
テーブルの熱いものをひっくり返してしまったり、
電気ポットや炊飯器のゆげに手を当ててやけどする子、
ママのヘアアイロンのコードを引っ張ってやけどしたりと
こどもは色んなことに興味津々です。
昨日まで出来なかったことが出来るようになるものこどもです。

ただ、やけどの広さや深さによっては危険な状況もあります。
まず、こどもがやけどをしない環境つくりをしっかりしていただき、もしやけどしてしまった場合についてお伝えします。

★やけどをした場合
やけどによって皮膚に赤みがでる、水疱になってくる、皮膚がただれる等、やけどの程度によって状態は変わります。
どんな場合においても、まず冷水でひやすことが先決です。
指先などの小さい範囲であれば、お水をためて冷やしていただいてもいいです。
広範囲な場合は、シャワーで冷やすでもいいです。
とにかく冷やしましょう。
冷やしながら医療機関に連絡し、状況を説明した上で受診が必要かの確認をします。
※おこさんの手のひら以上にやけどを負ってしまった場合は必ず受診してください。おこさんのからだの半分以上にやけどを負ってしまった場合は救急車を呼んでください。

★軽度のやけどであっても、瘢痕が残る場合があります。
痛みがでたり、水疱になると表面の皮膚がめくれてきて、化膿してしまう場合もあります。
また、冷やした直後に「赤みだけになった」と感じても、時間が経つと皮膚に水泡がでてくることもあります。
こどもの皮膚はやわらかいこともあるので、出来れば受診をお勧めします。

★こどもは成長していくので、昨日までは出来なかったことができるようになります。親御さんたちの想像している以上に色んなことがすぐにできるようになってきますので、その分注意が必要です。
わたし自身もこどもが小さい時に、もっと気をつけておけば・・と感じた経験は当然あります。
大事に至らなかったからよかったものの、こどもの成長には
親もあわせて注意を上乗せしていくことの必要性を痛感しました。
こどもがやけどなどの事故があった場合、状態がひどければひどいほど、親は自分を責めます。
こどもの安全を守るためにも「念には念を」に追加で念入りに
普段の生活で注意してみてください☺

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こどもの熱中症・・どうする?

5月ですが暑い日が続いています。
こどもが暑い日にぐったりしている、、熱中症なの?と心配に
なりますよね。
熱中症になると、たくさんの汗をかいたり、吐き気やぼーっとしてきて、

ひどい時は命に係わることもあります。
今日は熱中症についてお伝えします。

 

こどもは汗を出す働きが未熟で、体温のコントロールがうまく出来ません。基礎代謝も高く、体温も大人に比べて高いという特徴があります。
こどもが長時間、炎天下で遊んでいたり、室内でも暑さが強く、風通しの悪いような状況に置かれると、熱中症を起こすことがあります。
はじめはめまい、大量の発汗、気分不快、吐き気や嘔吐などの症状から、ぐったりしてきて40℃を超えるほどの高体温になってしまいます。
重篤な場合は、意識混濁や異常な言動、全身性のけいれんなど命に係わる状態になってくるのです。

 

熱中症の症状がみられたら
①すぐに涼しい場所に移動しましょう。
②体温調節が出来ていない状態なので、からだを冷やします。
大きい血管がある首・わきの下・太ももの付け根を冷やすと効率的です。
③水分補給をして脱水状態を改善しましょう。
汗をかくとからだのミネラルも失っていくので、ミネラルの入った経口補水液などが理想です。
※ただし、吐き気が強く飲めない場合は無理に飲ませず、すぐに受診をしましょう。
また、意識がはっきりしない・顔色が悪く、言動がおかしいなどの症状がある場合はすぐに救急車を呼んでください。

 

熱中症を起こさないために
①外出時に長時間暑い状況にいないような工夫をします。
こどもは夢中で遊んでいると炎天下でも元気に遊び続けてしまい、脱水や熱中症を起こす場合もあります。
親御さんが「すごく汗をかいている」と感じた時には日陰で休ませるなどの工夫をしてください。
②こまめな水分補給をしましょう。
こどもはからだの水分量が全体の80%です。こまめに補給してください。できればミネラルも摂れる工夫をしてほしいです。
③少しずつ日頃から外に出て、暑さに慣れていくという工夫をします。こどものからだがいきなりの炎天下に対応できない、とならないために、日頃から少しずつ慣れるような形でお散歩などをしていきましょう。

 

熱中症は毎年ニュースでこどもの被害がでることで
みなさんも目にすることはあるかと思います。
まずは熱中症にならないための予防をしっかり
大人が配慮するよう心掛けたいですね☺

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こどもがけいれん・・どうする?

いきなりこどもがけいれん!!!
目の前でいきなりこどもがけいれんすると
どんな親御さんも慌てます。

とっさのときに慌ててしまって対応ができなくならないように
けいれんについて「知ってほしいこと」をお伝えします。

★けいれんの原因は様々ですが、ほとんどの場合は10分以内で
落ち着くことが多いです。ただ、1時間以上続くと脳に影響することがあります。慌てずに対応しましょう。

 

★こどものけいれんで1番多いのは熱性けいれんといって、熱が上がってけいれんを起こす病気です。
「熱の原因が脳炎髄膜炎ではない風邪などでけいれんを起こす」と熱性けいれんと言われます。熱がでて24時間以内に起こることが多いです。

 

★けいれんが起こった場合

ーやめてほしいことー
舌をかまないように!と口の中になにかを入れることは絶対にやめてください。
けいれんと同時に吐くこともあるので、口に何か詰めることで
呼吸が出来なくなり、危険です。
また、大きな声で呼びかける・体を大きく揺さぶるなどもやめましょう。

 

ーやってほしいことー
①こどもの周りに危なくない状況をつくります。
けいれんしているこどもは、自分の意思で動けません。
けがをしないように、周りを危なくない環境にしてください。

②呼吸の状態を確認してください。
呼吸が出来ているかを確認します。また、けいれんと同時に嘔吐してしまうこともあるので、ゆっくり左右のどちらか向きにしてください。

③できればお持ちの携帯で動画を撮ってください。
難しいようであれば、けいれんしてから何分たっているか・けいれんの状態(目がどこを向いている、手足の状態は左右差があるかどうか等)を確認します。

 

ここまでやっていただいても、けいれんが持続している場合は救急車を呼んでください。
このときに救急車を呼んでからでも1時間以内には医療機関に到着出来ると思います。
また、けいれんは落ち着いた場合でも、その時に医療機関の受診をおすすめします。まれにけいれんがその後も起こるケースもあります。

 

おこさんがいきなりけいれんをしてしまうと、
どの親御さんは慌ててしまいます。
ぜひお役立ていただければと思います🌞

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こどもが泣き止まない・・・どうする?

おこさんがどうやっても泣き止まないとき
親御さんも泣いている理由が分からず困惑して、心配になりますよね。

ではなぜこどもが泣くのか。
今日はこどもの啼泣についてお伝えします。

こどもは言葉で自分のことをうまく伝えることが出来ません。
お腹がすいた、ねむい、うんちやおしっこがでた、悲しい、不安
様々な欲求や感情を「泣く」ということで表現して
パパママに伝えようとしています。

特に病気になって泣いているときは
熱でしんどい、おなかや頭が痛い、手が、足が、しんどい・痛い
こんな時です。

では、こどもが泣いているとき、
ミルクやおむつも変えて、抱っこして
それでも泣いている・・・
そんな時にどうしたらいいのかについて解説します。

生後すぐの赤ちゃん~の場合
★まずは熱がないか確認しましょう。
ミルクもあげた、オムツも変えた、抱っこしてる
でも泣き止まない、そういう場合は何かしらの病気で熱が出る前に不機嫌になることがあります。

★服を脱がせて全身をよく確認しましょう。
パパママの目で「からだのどこかに異常がないか」と確認します。
どこかを痛がっているのか、皮膚に発赤などの異常がないか等
しっかり全身を見てください。

★衣服やお布団など、赤ちゃんの身の回りに異常がないか確認しましょう。
衣服などに髪の毛や虫がついている等がある場合、不快で泣くこともあります。

 

全部見ました!でも泣き止まない・・・
ここまでくると、泣いている選択肢が
①病気もしくはからだに不調があって、泣いている
②夜泣きのような場合
に絞られてきます。

 

呼吸が苦しそう・体のどこかがぴくぴくしたり、おかしな動きをしている・泣き方がいつもと違う・生後3か月未満で持続的に泣き止まない
上記の場合は、何かしらの病気の可能性も考え、その時に受診しましょう。

 

1歳~6歳くらいのお子さんの場合
言葉は話せるけれど、こどもはうまく伝えることが出来ません。
うまく伝えられないことで、さらに悲しくなって泣くこともあります。
抱っこしても熱はなさそう、それでも泣き止まない場合は
しっかり全身を観察してあげると原因が分かるケースもあります。
観察した際に、「これはおかしい、いつもちがう」に気づいたら、
受診をして異常がないかを確認してください。

夜泣きは明確な原因が分かっていません。
生まれたばかりの赤ちゃんがほとんどの時間を寝て過ごす時期から、少しずつ月齢を重ねると起きている時間が増えてきます。
このような睡眠のサイクルも成長とともに培っていく中で、
うまくサイクルを作ることが出来ない期間に夜泣きが起こるのではないか、とも言われています。

こどもが泣きつづける、という行動は
親御さんも心配になったり、不安になったりすることはあると思いますが、
参考にしていただき、少しでも楽しい子育てにしていただければ幸いです☺


ご心配な場合はこどもの救急(日本小児科学会)のサイトの活用やこども救急電話相談(#8000)もご検討ください。

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こどもの咳・・・どうする?

少し咳が出てきたなぁ‥と思っていたら、
なんだか急に咳がひどくなってきた、こんな時心配になりますよね。


こどもの呼吸器官は未熟なので、あっという間に悪化するケースはあります。
今回は子どもの咳のとき、どうしたらいいの?について解説してきます。

 

★咳が出ていて、要注意なこどもの行動
咳が出ていて、横になってねむれない
咳が止まらなくて、眠れない
水分がとれない
こんな時にはこどもは呼吸が苦しい状態です。
他にも発熱もしている等の別の症状がある場合も同様です。

 

★異常な呼吸の状態
呼吸は乳幼児(0~1歳)は腹式呼吸、幼児期(1~6歳)に入ると腹式呼吸から胸式呼吸が加わってきて、学童期(6歳以降)になると大人と同じ胸式呼吸になっていきます。
こどもに多く見られる異常な呼吸は肩で呼吸をしている状態(肩呼吸)や胸骨の上や鎖骨の上が吸うときにペコペコした呼吸の状態(陥没呼吸)などがみられます。
また、呼吸の際にゼーゼー、ピーピー、ヒューヒューという音が聞こえる場合も異常な呼吸の音です。

これらの行動や状態がみられる場合は
その時に医療機関に受診をしましょう。

 

こどもはまだからだが未熟なので、急に症状が悪化することもあります。特に日中より気温がさがってくる夜中や朝方に症状がひどくなってくることが多いです。

こどもは集団生活の中で風邪をひいてしまうと、咳がでることはよくあります。ただし、異常な呼吸の場合は早めの対応をしましょう。

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