kodomo_mirai_49’s blog

こどもお悩み相談員 ちゃあです

こどもの水痘について

みずぼうそうはみなさんが子供のころ罹った方も多くいらっしゃるかと思います。現在は水痘ワクチンが定期接種となっています。
定期接種になる前に日本では役100万人が水痘にかかり、約4000人が重症化で入院し、約20人が死亡したと言われています。
本日は水痘についてお伝えします。

みずぼうそうは水痘帯状疱疹ウイルスの初感染でおこる病気です。
麻疹と同じで空気感染・飛沫感染接触感染し、感染力が高く、
発疹が出現する一日前から感染力があると言われています。
また成人とくに妊婦の感染は重症化しやすいと言われています。

★症状
軽い発熱と小さく赤い発疹が出たあと、赤みのある水疱が出現し、水疱は2,3日で乾燥していきます。
水疱はかゆみがあり、掻いて感染を起こすと瘢痕を残すことがあります。
全身に(頭皮や陰部まで)水疱が出るのも特徴です。

★妊娠初期に感染すると、胎児に先天性水痘症候群(低出生体重・四肢低形成・皮膚瘢痕などの先天異常)を起こすことがあります。
また、分娩5日前~分娩後2日の感染だと、新生児に致死的な重症水痘を生じることがあります。 
 日本小児科学会「学校幼稚園保育所において予防すべき感染症の解説」より

★治療
抗ウイルス薬を使用します。皮膚のかゆみには亜鉛華リニメントを塗布します。

★予防
1歳以上から3歳未満の児に対して水痘ワクチンの2回接種が定期接種されています。
1歳になってから1回目、1回目から6~12か月後に2回目を接種することで、2回目接種以降に94%程度でリスク軽減が出来ると言われています。

また、免疫のない方が患児との接触後72時間以内であれば、水痘ワクチン接種で発症の阻止や症状の軽減が期待できる緊急予防接種が可能です。

★登園基準 
すべての発疹がかさぶたになるまで
かさぶたになるまでは感染力がある状態です。

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