kodomo_mirai_49’s blog

こどもお悩み相談員 ちゃあです

こどもの川崎病について

川崎病とは乳幼児に好発する原因不明の血管炎です。
動脈瘤などの心合併症をきたすため、小児の後天的心疾患の最大の原因をなります。
今日は川崎病についてお伝えします。

★症状
6つの主要症状のうち、経過中に5症状が呈する場合に診断されます。また4症状でも他の疾患が否定され、ハートエコーで冠動脈瘤を呈する場合に診断されます。
・高熱
・両側の眼球結膜の充血
・真っ赤な唇、いちごのようにつぶつぶの舌
・からだの発疹、発赤疹、BCG接種部位の発赤
・手足の腫れ
・首のリンパの腫れ

★合併症
川崎病で一番問題なのが、心臓を栄養する血管である冠動脈に動脈瘤が形成することです。約3%になんらかの瘤ができてしまうため、将来的に血管が狭くなったり、血の塊で冠動脈が詰まったりして、狭心症心筋梗塞を起こす危険性が高まります。
特に大きな冠動脈(8mm以上)を残してしまった場合は心筋梗塞を予防するために、一生血液が固まりにくい薬を飲み続けなければいけません。

★治療
高熱がある時期にできるだけ早く熱を下げ、血管の炎症をおさえることで冠動脈の瘤をつくらないようにします。免疫グロブリン血液製剤)を点滴で投与し、血液を固まりにくくするアスピリンをいう薬を内服します。
多くの場合、治療後2日以内で熱が下がり、治療が有効だった場合は冠動脈に瘤をつくることは多くありません。

数か月から1年に1回の頻度で約5年間通院し、心臓超音波や心電図を行いフォローします。

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